
こんにちは。福岡市早良区西新の歯医者、西新THREE歯科・矯正歯科です。
「歯茎は腫れていないのに、押すと痛い」
「見た目は普通なのに、奥歯の歯茎を触ると痛い」
「歯の根元を押すと痛いけど、このまま様子を見ていい?」
このような症状があると、「腫れていないなら大丈夫なのかな」と迷う方もいると思います。
見た目に腫れがなくても、歯の根の周囲や歯を支える組織など、外からは見えにくい部分に原因があることがあります。
また、「歯茎が痛い」と感じていても、実際には歯や歯の根、親知らずの周囲などから痛みが出ている場合もあります。
この記事では、歯茎を押すと痛いのに腫れていない場合について、まず確認したいポイント、考えられる原因、奥歯・根元が痛む場合やストレスとの関係、自宅での対処法、歯科医院を受診する目安を解説します。
歯茎を押すと痛いのに腫れてない|まず確認したい3つのこと
鏡で見ても赤みや腫れが目立たないのに、指や舌で触れたときだけ痛むことがあります。
その場合は、「腫れているか」だけでなく、次の3点も確認してみてください。
1.歯茎を押したときだけ痛い?噛んでも痛い?
歯茎を触ったときだけなのか、食事で噛んだときや歯を押したときにも痛むのかを確認します。
噛んだときにも痛む場合は、歯茎の表面だけではなく、歯や歯の根の周囲に原因がないか確認する必要があります。
2.どこを押すと痛い?
一番奥の歯茎なのか、歯の根元なのか、歯と歯の間なのかによって確認するポイントが異なります。
例えば一番奥の歯茎であれば親知らずの周囲、特定の歯の根元であればその歯や根の周囲なども確認します。
3.一時的?何度も繰り返している?
歯ブラシや食べ物による一時的な刺激で痛むこともあります。
一方、同じ場所で何度も痛みを繰り返す場合や、しばらく経っても改善しない場合は、一度歯科医院で原因を確認することをおすすめします。
「腫れていない=問題がない」と見た目だけでは判断しにくいため、痛む場所・痛み方・経過をあわせて確認することが大切です。
歯茎は腫れてないのに押すと痛い|考えられる主な原因

歯茎を押して痛む原因は一つではありません。
ここでは、「見た目では大きく腫れていない」という今回の症状で確認する代表的なものに絞って解説します。
歯の根の先や周囲に炎症がある
虫歯が深く進んだ歯や、過去に神経の治療をした歯などでは、歯の根の周囲に炎症が起こることがあります。
この場合、歯茎が大きく腫れていなくても、歯の根元付近を押したときや噛んだときに痛みを感じることがあります。
特に、以前に大きな虫歯治療や根管治療をした歯の周囲が痛む場合は、歯の根まで含めて状態を確認します。
根の状態を詳しく確認する必要がある場合には、レントゲンなどの画像検査も行います。
歯と歯茎の周囲に炎症がある
歯と歯茎の境目や歯周ポケットの周囲に炎症があると、押したときに痛みや違和感を感じる場合があります。
歯磨きのときに出血する、歯と歯の間が痛む、同じ場所に食べ物が挟まりやすいといった症状がある場合は、歯周組織の状態も確認します。
親知らずの周囲に炎症がある
一番奥の歯茎を押して痛む場合は、親知らずの周囲も確認します。
親知らずが一部だけ生えている場合や斜めに生えている場合などでは、周囲に汚れが残り、炎症が起きることがあります。
「奥歯のさらに後ろを触ると痛い」という場合は、親知らずが関係していないかも確認します。
歯ぎしり・食いしばりなどで負担がかかっている
歯ぎしりや食いしばりなどによって歯に強い力が加わると、歯や歯を支える組織に負担がかかることがあります。
朝起きたときに歯や歯茎に違和感がある、顎が疲れている、噛んだときに特定の歯が気になるという場合は、歯ぎしり・食いしばりや噛み合わせも確認します。
歯のひびや局所的な刺激が関係している
歯にひびが入っていたり、歯と歯の間に食べ物が強く挟まったりした場合にも、噛んだときや周囲を触ったときに痛むことがあります。
症状だけで原因を決めることは難しいため、同じ場所で繰り返す場合は歯科医院で確認します。
奥歯・根元・ズキズキ・ストレス|症状別に確認したいポイント
「歯茎を押すと痛い」という症状でも、痛む場所や痛み方は人によって異なります。
奥歯の歯茎を押すと痛い場合
奥歯では、歯と歯茎の周囲の炎症、歯の根の周囲、親知らずなどを確認します。
特に一番奥のさらに後ろを押して痛む場合は、親知らずの周囲も確認するポイントになります。
歯の根元や歯茎の上の方を押すと痛い場合
特定の歯の根元付近を押して痛む場合には、歯茎の表面だけでなく、その歯や歯の根の周囲に問題がないか確認します。
その歯を過去に治療したことがあるか、噛んだときにも痛むか、同じ場所に白いできものが出たことがないかなども診断の手がかりになります。
白いできものが見える場合は、こちらの記事も参考にしてください。
歯茎に白いできものができたら?痛くなくても歯医者で確認したほうがよいケース
腫れていないのにズキズキする場合
押したときだけではなく、何もしていないときにもズキズキする、痛みが強くなっているという場合は、早めに歯科医院で原因を確認しましょう。
見た目に腫れがないことだけを理由に、長く様子を見ることはおすすめしません。
ストレスや疲れで歯茎が痛くなる?
「仕事が忙しいときに痛む」「疲れたときに同じ場所が気になる」という方もいます。
ただし、ストレスや疲れだけが原因だと決めつけないことが大切です。
もともと歯茎に炎症がある部分では、体調を崩したときなどに症状を感じることがあります。また、ストレスが強い時期に歯ぎしりや食いしばりが重なり、歯や歯を支える組織への負担が関係することも考えられます。
「疲れたときだけだから」と判断せず、同じ場所で繰り返す場合は原因を確認しましょう。
歯茎は腫れてないけど押すと痛い|歯科医院を受診する目安

軽い痛みが一度あっただけで、すべてのケースに緊急性があるわけではありません。
ただし、見た目だけでは歯の根や歯を支える組織の状態まではわかりません。
歯科医院で一度確認したい症状
- 押したときの痛みが続いている
- 同じ場所で何度も痛みを繰り返す
- 噛んだときにも痛い
- 歯が浮いたような違和感がある
- 歯磨きで出血する
- 以前に治療した歯の根元を押すと痛い
- 一番奥や親知らず付近が痛い
- 白いできものや膿が出ることがある
早めに受診したい症状
- 何もしなくても強く痛む
- 痛みがだんだん強くなっている
- 歯茎や頬が腫れてきた
- 発熱などを伴う
- 口を開けにくい
- 飲み込みにくい
顔や首の腫れが急速に広がる、息苦しさがあるなどの場合は、通常の歯科受診を待たず、緊急の医療対応が必要になることがあります。
歯茎を押すと痛いときに自宅でできる対処法
原因がわかるまでの間は、痛む場所を刺激しすぎないことが大切です。
何度も押して確認しない
「まだ痛いかな」と指や舌で何度も押すと、その場所への刺激が続きます。
痛む場所を確認したあとは、必要以上に触らないようにしましょう。
強く磨かず、やさしく清潔を保つ
痛いからといって歯磨きを完全にやめるのではなく、強くこすらずに周囲を清潔に保ちます。
歯磨きで強く痛む場合や出血を伴う場合は、状態に合った磨き方を歯科医院で確認しましょう。
痛む側で硬いものを無理に噛まない
噛んだときにも痛む場合は、痛みが強い間は硬いものを痛む側で無理に噛まないようにしましょう。
痛み止めだけで長期間様子を見ない
市販の鎮痛薬で一時的に痛みが軽くなる場合がありますが、痛みの原因そのものが改善したとは限りません。
服用する場合は、添付文書を確認し、持病や服用中の薬がある方は医師・薬剤師などへ確認してください。
症状が続く、繰り返す場合は歯科医院を受診しましょう。
できものが出ても自分で潰さない
経過を見ているうちに白いできものや膨らみが出てきても、自分で潰したり針を刺したりしないでください。
また、前歯の裏などに実際の腫れやふくらみがある場合は、「腫れていないのに押すと痛い」とは別の状態も考えます。
前歯の裏の歯茎がぷっくり腫れるのはなぜ?痛い・痛くない原因と受診目安
歯科医院では「腫れてないのに押すと痛い」原因をどう調べる?
「歯茎を押すと痛い」という症状だけで原因を一つに決めることはできません。
歯科医院では、痛む場所や痛み方、これまでの治療歴などを確認しながら、必要な検査を組み合わせて原因を探します。
まず痛む場所と経過を確認します
いつから痛むのか、押したときだけなのか、噛んだときにも痛むのか、何もしなくても痛むのかなどを確認します。
以前にその歯の虫歯治療や根管治療をしたことがあるかどうかも重要な情報です。
歯・歯茎・噛んだときの反応を確認します
歯茎の状態、歯周ポケット、歯の揺れ、虫歯や詰め物・被せ物の状態などを確認します。
必要に応じて歯を軽くたたいたときや、根元付近を触ったとき、噛んだときの反応なども確認します。
必要に応じて画像検査を行います
歯の根や周囲の骨など、目で直接確認できない部分については、必要に応じてレントゲン撮影などを行います。
西新THREE歯科・矯正歯科では歯科用CTも導入しており、通常の診察や画像だけでは判断しにくい場合などに、必要に応じて詳しく確認します。
また、根管治療など精密な処置が必要と判断した場合には、マイクロスコープを使用した治療にも対応しています。
大切なのは「歯茎を押すと痛い」という症状だけを治療するのではなく、どこから痛みが出ているのかを確認することです。
歯茎を押すと痛いときのよくある質問
歯茎は腫れていないのに押すと痛いです。放置して大丈夫ですか?
一時的な刺激で痛む場合もありますが、見た目ではわからない部分に原因があることもあります。同じ場所の痛みが続く、何度も繰り返す、噛んだときにも痛む場合は、歯科医院で確認することをおすすめします。
奥歯の歯茎だけ押すと痛いのは親知らずですか?
親知らずの周囲が原因の場合もありますが、それ以外の奥歯や歯周組織、歯の根の周囲などが原因になっていることもあります。一番奥のどの位置が痛むのかを含めて確認します。
歯茎を押すと痛いのはストレスが原因ですか?
ストレスだけが直接の原因とは限りません。体調の変化によってもともとの炎症による症状を感じる場合や、歯ぎしり・食いしばりによる負担が重なっている場合も考えられます。繰り返す場合は、ほかの原因がないか確認しましょう。
歯ではなく歯茎が痛い気がするのですが、歯が原因のこともありますか?
あります。歯の根の周囲などに問題があると、患者さん自身は「歯茎が痛い」と感じることがあります。そのため、歯茎だけではなく周囲の歯もあわせて確認します。
痛みがなくなったら歯医者に行かなくても大丈夫ですか?
一時的な刺激であれば痛みが治まることもあります。一方、同じ場所で何度も症状を繰り返している場合は、痛みがなくなったあとでも原因を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|腫れてなくても押すと痛い症状が続くなら原因を確認しましょう
歯茎は腫れていないのに押すと痛い場合、歯茎の表面だけではなく、歯の根の周囲や歯周組織、親知らず、歯にかかる力などが関係していることがあります。
特に、
- 同じ場所の痛みを繰り返す
- 噛んだときにも痛い
- 歯の根元を押すと痛い
- 一番奥や親知らず付近が痛い
- 何もしなくてもズキズキする
- 白いできものや膿が出ることがある
といった場合は、「腫れていないから大丈夫」と判断せず、一度歯科医院で原因を確認しましょう。
歯茎を押すと痛い・原因がわからない方へ
西新THREE歯科・矯正歯科では、痛む場所や症状を確認し、必要な検査を行ったうえでご説明します。
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監修
西新THREE歯科・矯正歯科 院長 藤本 大地

