
こんにちは。早良区西新の歯医者、西新THREE歯科・矯正歯科です。
親知らずを抜いたあと、
「うがいはしてもよい?」
「歯磨きや食事はいつから?」
「運動やお風呂、お酒は何日控えればよい?」
と迷う方は少なくありません。
親知らずの抜歯後は、傷口にできる血のかたまり(血餅)を守りながら過ごすことが大切です。強いうがいや激しい運動などによって傷口が刺激されると、再び出血したり、痛みが強くなったりすることがあります。
この記事で分かること
- 親知らず抜歯後にしてはいけないこと
- 抜歯当日・翌日の過ごし方
- 歯磨き・食事・運動・入浴などを再開する目安
- やってはいけないことをしてしまった場合の対応
- 歯科医院へ相談した方がよい状態
目次
親知らず抜歯後の「してはいけないこと」と再開時期の目安
まずは、親知らず抜歯後に注意したい行動を一覧で確認しましょう。

再開時期の目安
- 強いうがい:24時間は控え、翌日以降もやさしく行う
- 歯磨き:当日から傷口を避けて行う
- 通常の食事:数日~1週間ほどかけて段階的に戻す
- ストロー:2~3日ほど控える
- 軽い運動:48時間後以降、症状が落ち着いてから
- 筋トレ・激しい運動:4~5日後以降、段階的に再開する
- 湯船:翌日以降、症状が落ち着いてから
- 飲酒:24~48時間以上控え、服薬中や症状がある間は避ける
- 喫煙:最低48時間、可能であれば5~7日程度控える
※上記は一般的な目安です。親知らずの生え方、切開・縫合や骨を削る処置の有無、傷口の状態によって異なります。担当医から個別の指示を受けている場合は、その指示を優先してください。
親知らず抜歯後にしてはいけないこと
1.強くブクブクうがいをする
抜歯当日は、強いブクブクうがいを避けてください。傷口にできた血餅が失われると、再出血や強い痛みにつながることがあります。
血の味が気になる場合も、何度も強くゆすぐのではなく、水を静かに口へ含み、そのままやさしく吐き出す程度にします。
抜歯後24時間は避け、翌日以降も傷口を刺激しないようにやさしく行うのが暫定的な目安です。
2.抜歯した傷口を歯ブラシで磨く
抜歯当日は、傷口へ歯ブラシを直接当てないようにしてください。ただし、傷口とは離れた歯まで磨かずにいると、口の中に汚れが残ります。傷口を避けながら、ほかの歯を弱い力で磨きましょう。
歯磨き後に口をゆすぐ場合も、強いうがいは避けます。
傷口以外の歯は、抜歯当日からやさしく磨けます。抜歯部周辺は数日間慎重にし、痛みや出血がないことを確認しながら段階的に戻します。
3.傷口を舌・指・つまようじで触る
抜歯後の穴が気になっても、舌や指、つまようじ、綿棒などで触らないでください。傷口を直接刺激すると、出血したり、血餅が失われたりする可能性があります。
食べかすが入ったように見えても、無理にかき出したり、市販の水圧洗浄器を傷口へ直接当てたりするのは避けましょう。
4.ストローなどで強く吸う
ストローを使う、飲み物を強くすするなどの動作は、抜歯直後には避けた方が安全です。吸う動作によって口の中に圧力がかかり、傷口を保護している血餅へ影響する可能性があります。
少なくとも抜歯後2~3日程度は避け、出血や痛みが落ち着いてから再開する暫定案としています。
5.激しい運動や筋トレをする
運動によって血流がよくなると、傷口から再び出血したり、痛みや腫れが強くなったりすることがあります。抜歯当日は、ランニング、筋トレ、球技、部活動などを控えて安静に過ごしましょう。
軽いウォーキングは抜歯後48時間以降、出血や痛みが落ち着いていれば段階的に再開します。ランニングや筋トレなどの激しい運動は、4~5日以上あける暫定案です。
6.長風呂・サウナ・温泉に入る
抜歯当日の長時間の入浴や高温の環境は、血流を促し、再出血や痛みにつながることがあります。当日は湯船を避け、体調に問題がなければ短時間のシャワーで済ませましょう。
短時間のシャワーは当日から、湯船は翌日以降に出血や痛みが落ち着いていることを確認して再開する暫定案です。サウナや長風呂、温泉はさらに数日あけましょう。
7.飲酒する
抜歯当日の飲酒は避けてください。アルコールによって血流がよくなると、傷口から出血したり、痛みや腫れが強くなったりする可能性があります。
また、鎮痛剤や抗生物質などを服用している場合は、薬との組み合わせにも注意が必要です。処方薬がある方は、担当医や薬剤師の指示に従ってください。
少なくとも抜歯後24~48時間は控え、服薬中や出血・痛み・腫れが残っている間は飲まないことを暫定的な目安としています。
8.タバコを吸う
抜歯後は、紙巻きタバコだけでなく、加熱式タバコや電子タバコも控えることをおすすめします。喫煙は傷口の治りへ影響し、抜歯後のトラブルにつながる可能性があります。
少なくとも48時間は避け、可能であれば抜歯後5~7日程度は禁煙する暫定案です。
9.頬を冷やしすぎる
腫れが気になるからといって、保冷剤や氷を長時間直接当て続けるのは避けましょう。冷やす場合は、担当医からの指示に従い、タオル越しに短時間当てるなど、冷やしすぎないようにします。
親知らずを抜いた当日の過ごし方
ガーゼを決められた時間しっかり噛む
抜歯直後は、傷口を圧迫して止血するためにガーゼを噛みます。ガーゼを歯の間に挟むだけではなく、傷口へ圧力がかかる位置でしっかり噛むことが大切です。
当院から特別な指示がない場合は、30分程度を目安にガーゼを噛みます。出血が続く場合は、清潔なガーゼへ交換して再度圧迫します。
食事は麻酔が切れてから
麻酔が効いている間に食事をすると、頬や舌を誤って噛んだり、熱さに気づかずやけどをしたりする可能性があります。麻酔が切れ、出血が落ち着いてから食べ始めましょう。
抜歯当日は、おかゆ、やわらかいうどん、豆腐、茶碗蒸し、ヨーグルト、プリンなど、あまり噛まずに食べられるものが向いています。熱いもの、硬いもの、辛いものは傷口を刺激することがあるため避けます。
痛みや腫れに合わせて、やわらかい食事から段階的に戻します。数日から1週間程度を一つの目安とし、無理に硬いものを食べないようにしましょう。
処方薬は指示どおりに服用する
鎮痛剤や抗生物質などが処方された場合は、自己判断で量や回数を変更せず、歯科医師の指示どおりに服用してください。
無理をせず休む
抜歯当日は予定を詰め込まず、できるだけ安静に過ごしましょう。横になる場合は、出血や腫れが気になるときに頭を少し高くして休む方法もあります。
親知らずを抜いた翌日の過ごし方
抜歯翌日は、傷口の状態を確認しながら、少しずつ普段の生活へ戻します。ただし、抜歯の難易度や処置内容によって経過は異なります。
- うがいは強く行わず、やさしく行う
- 傷口を避けながら歯磨きを続ける
- 痛みがあれば、やわらかい食事を続ける
- 激しい運動、飲酒、長風呂は引き続き控える
- 出血・痛み・腫れが強くなっていないか確認する
翌日から仕事や学校へ行ける?
体調に問題がなく、出血や強い痛みがなければ、翌日から仕事や学校へ行ける場合があります。ただし、横向き・埋伏した親知らずの抜歯、切開や縫合、骨を削る処置を行った場合は、腫れや痛みが出やすくなることがあります。
肉体労働や長時間の接客、運動を伴う仕事の場合は、担当医へ事前に相談しておくと安心です。
してはいけないことを、うっかりしてしまった場合
強いうがいをしてしまった
一度うがいをしただけで、必ず問題が起こるわけではありません。その後は繰り返し強くゆすぐのをやめ、出血や痛みの変化を確認してください。
ストローを使ってしまった
使用を中止し、傷口を舌や指で確認しないようにします。出血や痛みが強くなっていなければ、しばらく安静にして経過を確認してください。
お酒を飲んでしまった
追加の飲酒をやめ、出血や痛み、腫れの変化を確認します。服用している薬がある場合は、薬の説明書を確認し、不明点があれば歯科医院や薬剤師へ相談してください。
食べかすが穴に入った
指、つまようじ、歯ブラシなどで無理に取り出さないでください。強いうがいや高圧の水流も避け、取れない状態や不快感が続く場合は歯科医院へ相談しましょう。
親知らず抜歯後はどのように治る?

抜歯後の傷口には血餅ができ、その後、歯茎や骨が段階的に回復していきます。見た目が落ち着いたあとも、傷口の内部では回復が続いています。
そのため、痛みが和らいだからといって、すぐに傷口を強く磨いたり、硬いものを抜歯側で噛んだりせず、状態に合わせて少しずつ普段の生活へ戻すことが大切です。
このような場合は歯科医院へ相談してください
- ガーゼをしっかり噛んでも出血が止まらない
- 時間の経過とともに痛みが強くなっている
- 鎮痛剤を指示どおり服用しても強い痛みが続く
- 腫れが強くなり続けている
- 発熱や強い倦怠感がある
- 膿のようなものや強い不快な味がある
- 口が開きにくい、飲み込みにくい
- 唇・舌・顎のしびれが続いている
抜歯後の経過には個人差があります。「この状態で大丈夫なのか分からない」という場合も、自己判断で傷口を触らず、抜歯を受けた歯科医院へご相談ください。
まとめ
親知らず抜歯後は、傷口を保護する血餅を守るために、強いうがい、激しい運動、長風呂、飲酒、喫煙などを控える必要があります。
ただし、「いつから再開できるか」は、親知らずの生え方や抜歯方法、出血・痛み・腫れの状態によって異なります。この記事の期間は一般的な目安として参考にし、担当医から個別の指示を受けている場合は、その指示を優先してください。
無理に早く普段の生活へ戻そうとせず、症状を確認しながら一つずつ再開しましょう。
親知らずについてお気軽にご相談ください
親知らずの痛みや腫れ、抜歯後の経過に不安がある方は、春日THREE歯科・矯正歯科へご相談ください。
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最終更新日:2026年8月日


